隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー




映画のストーリーは、旦那に浮気された事を苦にして自殺してしまった妻が、再婚した旦那を恨み、生前とはまるで変わりはててしまった姿で化けて出て、旦那と再婚相手の女を襲いにかかるというものだった。



『や、やめろ、く、来るなぁああぁぁ!!』

『あはははははははははははははは』

『い、いやぁあああああああ!』



「………っっ」


ストーリー自体はありふれたような変哲もないものであったが、幽霊になってしまった女の姿が、声が、息が詰まるほど恐ろしかった。目を瞑っていてもその無機質な笑い声が耳に響いて頭がいっぱいになり余計に恐ろしく、かといって目を開いてもパンチの効いた映像に頭を支配される。
怖くて怖くて堪らない。

"恋愛要素もあって素敵"だとかいうレビューをふと思い出し、一体どこが!と内心で物申す。

(やっ、なんであんな所から手が生えて…
どうして目が無いの!?いやいや、早く終わって早く終わって…!)

嫌だ嫌だ嫌だ怖い怖い怖いっ…。