隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー


「映画…」

「ん?」



「こ、今度は、一緒に映画行きませんか…っ?」

い、言った…!
給湯室なだけに自分が沸騰しそうになりながらそう言葉をしぼりだした。
付け足すように木嶋がくれたんですと言ってさっき貰ったチケットをジャケットのポケットから出してみせる。

「へぇ、木嶋が」

「はい、なんか映画の内容が趣味じゃ無いからってさっきくれたんです」

木嶋も興味ない映画のチケットを買うなんて変な事するなぁなんて事をふと思う。

「趣味じゃないっていうか、あいつ単にホラーとかスプラッタとかが怖くて苦手なだけなんじゃないか?」

石川部長がクスクスと笑いながらそう言った。
わぁ、石川部長が笑ってる…


ってそうじゃなくて、あれ?




「ホラー?スプラッタ?」

「え、うん。ホラーものだろ、これ」