「その返事聞くの、後回しにしていい?」 「え?」 「今日一日俺に付き合ってよ。 その後にその返事、聞かせてもらえる?」 「……。」 そう尋ねる横顔が、なんだか初めて弱々しく見えてズキっとする。 首を横にふれるわけもなく、 うんと呟いて頷いた。