「それ、写真に写ってたの、梨架じゃなくて莉子だったんじゃないのか?」 「……。」 「夜、暗くなった時に外でキスした事あったし、それを撮られてたんだと思うけど。 暗いと顔よく見えない…っていうかそっくりだからな」 「……。」 固まっていた思考回路が、湊人の言葉でゆっくりと溶けていく。 梨架じゃなくて、私……? それっぽい文章と雰囲気で惑わされて、 私が勝手に騙されて、勘違いしていたという事…? 全部、私の被害妄想? 「莉子の悩みとか、精神状態に漬け込んだ嫌がらせだったんだろうな」