隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー


そう言う湊人に続いて席に着く。
新しい店というだけあって外装だけでなく内装もすごく綺麗だ。
決して華やかではないが、落ち着くような小綺麗さがある。

…湊人がこの店を選んだのは、私がイタリアンのような洋食ではなく、和食が一番好きだという事を覚えていたから?



「俺この定食頼もうかな。莉子は?」

「え?あぁ、えっと…」


湊人は天ぷらと刺身の定食。
結局私は少し迷って焼き魚の定食を頼んだ。

オーダーをとった店員や料理を運んできてくれた店員が湊人を見て頰を染めたのがわかった。及川湊人だと気がついたのかだだ見惚れただけなのかは分からないが、 どちらにせよ目の前のこの男の顔が恐ろしく整っているせいだ。

だからといって私は今更この男に何を思うわけでもない。

というか今こうして向かい合って食事をしようとしている状況が解せない。
正直早く食べ終わって早く帰りたい。