「ご、ごめん」
そう誤って視線を真正面に戻す。
普段MT車に乗ることも運転することもないから、つい興味津々になってしまっていた自分が恥ずかしい。
「そういう好奇心旺盛な所相変わらずだな」
からかうような声でそう言われて、
思わず湊人を睨んだ。
「そう?
梨架の方がずっと好奇心旺盛だと思うけど」
「……。」
そう返すと湊人は黙り込み、やがて深いため息をつかれた。
「何よ」
「…いや、何でもない。
腹減ったなと思って」
そう言われると、そういえば私もお腹が空いているなぁなんて思った。
「もうすぐ着くから」
そう言われて湊人に連れていかれた先は、
初めて見る和食のレストランだった。
「開店してすぐの新しい店なんだけど、
すげー美味いよ」

