「そうか。てっきり怖がってるのかと思ってたけど?」 石川部長がそう言って私の手に視線を落とす。 思わず石川部長の視線をたどると、資料を持つ私の手は小刻みに震えていた。 「……っ」 なんでこんな。 最近は…というか就職してからは発作を起こす事もパッタリと無くなっていたのに何故。 思わず資料を抱きしめるようにして抱えた時、資料室の電気が一気に落ちた。 雨音。 雷鳴。 暗闇。 張り詰めていた糸が切れたような気がした。