「わかった、逃げないから…。私仕事戻る。それと一応芸能人なんでしょう、もうちょっと言動に気を付けた方がいいと思う」
「心配してくれてるんだ?」
湊人の返しにため息をついて返し、それじゃあとロビーを後にした。
残りの少なくなった休み時間で簡単に昼食を済ませた。
昼食を食べ終えてから仕事に戻ったが、全然集中出来なかった。
普段しないような細かいミスも出してしまって。
…どうしよう、こんなの私らしくない。
石川部長から資料を運ぶのを手伝って欲しいと声をかけられたのは、夕方にさしかかりちょうどそんな風に気分がむしゃくしゃしていた時だった。

