けたたましく鳴り響く
目覚まし時計を乱暴に止めると
俺はまた布団の中へと潜り込む。

母「雅喜!ほら、起きなさい!」

雅喜「うっせぇなあ。」

母「シャキッとしなさい!
今日から新学期なんだから。
今年こそはちゃんと
卒業しなさいよ!」

お袋に叩き起こされ
俺は渋々、支度を済ませる。

バイクに跨り駅へ向かうと
ホームにはスーツを着た奴等が
気持ち悪いくらい沢山いた。

涼太「おっはよ!学生さんっ!」

高校の同級生だった
涼太が俺の肩を叩く。