稀「雄にいがいてくれなかったら
私は、きっとここにいなかった。
大学にも通えなかったし
夢を見る事だって出来なかった。
雄にいには本当に感謝してる。
今年卒業して今までの恩返し
少しずつしていくから。」

稀は時折、俺の事をドキッとさせる。

ずっと妹だと思ってきた稀が
急に大人の女性へと変わる瞬間
いつも俺の心臓は跳ね上がる。

雄大「今日の帰り
何か美味しいものでも
食べに行こうか。」

稀「うん!!」

雄大「終わったら迎えに行く。」

俺は簡単に支度を済ませ
稀を乗せると車を走らせた。