いつの間にか眠ってしまった私が
目を覚ますとやっぱり
今日も隣には雄にいがいた。

昨日、雄にいは言った。
私が過去を思い出にする事が
雄にいの願いなら叶えたい。

でも、やっぱり怖い。
今の私があの街に行ったら
過去の幸せだった頃の私は
悲しむんじゃないかな。

綺麗な思い出が沢山ある
あの街を汚してしまいたくない。

だけど、乗り越えないと
過去とサヨナラしないと
私は雄にいとずっと一緒にいる事が
出来なくなってしまう。

稀「ねぇ、雄にい。」

眠る雄にいに向かって
私はずっと聞きたかった事を尋ねてみた。