ベッドに寝転がりながら
俺は高校時代の事を思い出していた。

稀が俺の腰にぎゅっとしがみつく。
だから、ワザと俺は
アクセルを目一杯踏んだ。

稀「ちょっと!雅喜!
スピード出しすぎ!!」

だって、こんな時しか稀は
俺の事を抱きしめてはくれないから。

稀「もう!バカ雅喜!」

ーキキーッ

雅喜「到着!
ほら、5分で着いた。」

稀「だからってスピード
出しすぎだよ!」

雅喜「細かい事言うなよ。」