ーガチャ

雅喜「ねみぃ。」

雄にいと話をしていると
玄関から弟の雅喜が出てくる。

雄大「雅喜、新学期くらい
指定の制服着ていけよ。」

雅喜「お袋みたいな事
言うなよ。うっせぇな。」

稀「雅喜、おはよう!」

雅喜「相変わらずその制服
似合わねぇなあ。
お前だけ制服変えてもらった方が
いいんじゃねぇ?」

稀「朝からうるさいな!
あんた性格悪すぎ!」

雄大「ほら!お前ら。
喧嘩してる場合じゃないだろ。
学校、遅れるぞ!!」

稀「あ、やば!
雅喜、駅まで走るよ!」

雅喜「んなの嫌だよ。
駅まで乗せてやるよ!ほれ。」

雅喜はヘルメットを投げると
バイクのエンジンをかける。

稀「さんきゅ!雅喜。
雄にい、いってきます!」

雄大「いってらっしゃい!
気をつけてな!!!」

雄にいがいて雅喜がいて
こんな日々がずっと
続くと思っていた。