美優「何で助けたの?
私は死にたいのに...。」

雅喜「俺は冴島先生みたく
いい医者じゃないから。
やっぱり今でもあんたの
その根性は気に入らない。
死にたいのならさっさと死ねばいい。」

美優「あんたそれでも医者なの?」

雅喜「少なくとも俺は病気と懸命に
戦いながら生きたいと願ってる人を
助けたくて医者になったから。
あんたみたいな人を助けたいとは思わない。」

俺の言葉を聞いた彼女は笑った。
多分それは諦めの笑み。

美優「分からないよ、あんたには。
私がどれだけ辛いか。‥毎日毎日
死ぬ事ばかり考えて‥どうやったら
死ねるのかその方法を見つけては
繰り返して、でもあんたたちが
勝手に私の事を助けるから‥‥
私は今日もまた生きてる!」