雄大「柳瀬。彼女の担当医に
なってくれないか?
怜くんを救った時のように
彼女の事を救ってあげて欲しい。」

蒼太「でも、彼女の担当医は
冴島先生なんですよね?」

雄大「ああ、そうだ。
命を救って、またここに戻ってきて
その度に俺は彼女に沢山の言葉を
かけてきた。でもどれも彼女の
心に響く言葉ではなかった。
情けないけど、俺にはもう
彼女にかける言葉が見つからない。」

蒼太「冴島先生が...ですか?」

雄大「柳瀬なら彼女に
どんな言葉をかけるのか知りたいんだ。」

柳瀬は遠慮がちに俺に聞いた。

蒼太「俺でいいんですか?」

雄大「ああ。柳瀬だからこそ
俺は任せたいと思っている。」