上着をハンガーにかけると
キッチンへ向かった雄にいは
お湯を沸かし始める。

稀「ご飯まだなの?」

雄大「うん。食べる時間なくてさ。」

稀「何か作ろうか?」

雄大「いいよ。適当に済ませる。」

彼女ヅラする訳じゃないけど
雄にいの食生活はハッキリ言って
乱れている。仕方ない事なのかもしれないけど
やっぱりそれは心配だ。

稀「お弁当とか作るよ。」

雄大「いいって。いつ食べられるか
分からないし、捨てるのは勿体ない。」

稀「あ、じゃあ!サプリメントとか!」

雄大「ふふ、ありがとう。
でも本当に大丈夫だから。」