こんな事で悩むなんて
俺らしくねぇよな。

頭で考えていた事が口に
出ていたのか、後ろから
坊ちゃんの声が聞こえる。

脩「何が、らしくないんですか?」

雅喜「盗み聞きすんなよ。」

脩「聞こえて来たんですよ。」

坊ちゃんは俺の隣に腰かけると
根掘り葉掘り聞くでもなく
パソコンの画面を立ちあげる。

いつの間にか坊ちゃんは
何でも話せる人になっていた。

雅喜「なぁ。坊ちゃん。」

脩「何ですか?」