雄大「ありがとう。
柳瀬の心遣いに助けられた。
でも、もう大丈夫だ。
雅喜に全て話した。
もう黙ってなくていい。」

部屋を出ようとする俺を
柳瀬が引き留める。

蒼太「あの...冴島先生!
生意気な事言っていいですか?」

雄大「何だ?」

蒼太「もう少し自分の事を考えて下さい。
先生が患者さんを大切に思ってる事は
ちゃんと分かってます。
でも、先生はもっと先生自身の事を
考えるべきだと思います。」

雄大「本当に生意気だな。はは。
その言葉、そのままお前に返すよ。
1人でも多くの患者を救う事が
お前の夢なんだろ?
だったら、お前は俺なんかに
構ってる場合じゃない。」

柳瀬は大きく首を振った。