冴島先生のそうゆう姿勢を見ると
俺も今の気持ちを忘れたくないと思った。

どれだけ忙しくても冴島先生は
患者さんに寄り添う事を忘れない。
そうゆう人に俺もなりたい。

成美「あいつっていつまで経っても
夢見る少年なのよ。両方を
救える方法を探し続けてるの。
両親が拓磨くんはまだ生きてるって
言う限り、その命を奪う事は
出来ないんだってさ。」

蒼太「そりゃあそうですよ。
脳死は生ですから。」

成美「拓磨くんの方はとっくの昔に
腹くくってるって言うのに
肝心のあいつは未だに腹くくらない。
佑磨くんもね、この歳まで
生きられたから十分だって
もうその先の命は諦めてるのに
肝心のあいつは諦めない。
往生際が悪いのよ。
患者は他にも沢山いるのに
本当、いい迷惑。」