俺とは違う。冴島先生は。
次から次へと救わなければならない
患者さんがそこにはいて
いちいち喜ぶ事さえ出来ないのだと。

冴島先生の後を追いかけると
沢山の機械をつけた
まだ若そうな男の子がそこにはいた。

雄大「佑磨くんの容態は?」

看護士「意識レベル...」

その男の子はすぐに
処置室へと運ばれしばらくすると
また沢山の機械を
つけたまま戻ってきた。

一命を取り留めた事に俺は安堵した。

でも、冴島先生はそうじゃなかった。