私にとって、雄にいの家族は
本物のお父さんとお母さんみたいだったし
反対に、雄大にとっても私の家族は
本物のお父さんとお母さんのような
存在だったのかもしれない。

悲しいのは私だけじゃなかった。
雄にいだって悲しかったんだ。

稀「ねぇ、雄にい。
今度、シロツメクサ取りに行こう。」

雄大「何で?」

稀「稀が雄にいに花かんむり
プレゼントしてあげる。」

雄大「うん。行こうか。」

大人になった私たちだけど
いつだって戻る事は出来るんだ。
雄にいと一緒なら私は
幸せな日々を取り戻す事が出来るんだ。