翠と話し終えた私が
境内へ向かうと雄にいは
小さくため息をついていた。

稀「雄にい!」

雄大「ああ。同級生と話せたか?」

稀「うん、今度の休み
またゆっくり会おうって話になったよ。」

雄大「そっか。」

時刻は午後20時になり
1発目の花火が打ち上がる。

その音に驚いて私は肩を震わせた。

雄大「稀。」

雄にいが私の事を抱き締める。