稀「ねぇ、雄にい。たこ焼き食べよ。」

聞き間違いかと思った。
でも、その賑わいの中で俺は
ハッキリと稀の声を聞いた。

そんなはずがない。
稀がこんな場所にいるなんて...

雄大「ああ、そうしようか。」

でも、声のする方を見ると
たこ焼き屋の前に並ぶ
雄にいと稀の姿を見つける。
2人の手は繋がれていた。

何で...雄にいが稀と一緒に...

円香の手を振り払い前を歩く
蒼太の肩を掴む。