蒼太に誘われて、のこのこと
来たのが間違いだった。

蒼太「そう不機嫌になるなよ。」

そりゃあ、不機嫌にもなる。
あの日、俺はもう二度と
夏祭りになんて来ないと決めていたのに。

でも、蒼太には何も話してないのだから
責める気にもなれなかった。

さっきから円香はベタベタと
くっついてくるし鬱陶しくて仕方がない。

こんな場所の何が楽しいんだよ。
誰も彼も楽しそうに笑いやがって
本当にしょうもない。