叔母「稀ちゃんに直接渡すのも
どうかと思って‥ほら
こういうのはちょっと
デリケートな問題でしょ?」

雄大「‥‥ああ、そうですね。
僕の方から渡しておきます。」

叔母「雄大くんに
任せっきりでごめんなさいね。」

雄大「いえ。僕が勝手に
した事ですから。
気になさらないで下さい。」

叔母「ありがとう。
稀ちゃんに伝えてくれるかしら?
いつでも帰ってきていいのよって。
私の顔なんて見たくないかも
しれないけれど。」

雄大「そんな事ないですよ。
きっと稀も喜ぶと思います。
また、稀と一緒にお邪魔します。」

叔母「ええ。いつでも大歓迎よ。
ごめんなさいね。お忙しいのに。」

雄大「いえ。わざわざ来て頂いて
ありがとうございました。」

俺が頭を下げると
おばさんは帰っていった。