雄大「稀?どうした?」

稀「え?何でもないよ!
何食べる?あ、雄にい
たこ焼き好きだよね?
たこ焼きにしようよ!
後、かき氷!かき氷も食べる。」

わざとらしく元気に振舞って...
そんな風にされると余計に傷付く。

雄大「ごめんな、稀。
俺が来るべきじゃなかったな。」

稀「違うの!すっごく嬉しい!
雄にいと一緒に夏祭り
回れるなんて嬉しいけど...
約束したのは雅喜だから。」

雄大「うん。分かってる。」

稀「せっかく来てくれたのにごめんね。」

雄大「ううん。行っておいで。」

稀はいつまで勘違いしてるんだろう。
もうとっくの昔に稀は......
そこまで考えて虚しくなって
俺は1人、家へと帰った。