笹野「あの、初対面でいきなり
こんな事を聞くのは
申し訳ないのですが...」

雄大「ううん、言ってみて。」

笹野「篠宮先生のどこが好きなんですか?」

稀「笹野さん、それはちょっと...」

雄にいは少し困った表情を浮かべていた。
若いというのはなかなかの罪だ。
私でさえ聞いた事のない事を
平然と聞けてしまうのだから。

雄大「困ったな、稀の生徒に
何て答えればいいんだろう。」

笹野「あのっ!私は担任の
先生が好きなんです。
でも、無謀な恋だって分かってます。
諦めようって思ってたけど
篠宮先生が諦めなくていいって
言ってくれて...少しだけ
勇気が持てました!」