怜「柳瀬先生。」

蒼太「どうした?」

怜「僕、手術受けようと思います。」

蒼太「うん、そっか。
決断してくれてありがとう。」

怜「あんまり喜んではくれないんですね。」

蒼太「正直言うと、俺は君のために
出来る事ってまだまだ少ないんだ。
あんな風に言っておいたくせに
情けない話、君の手術を
手伝う事くらいしか出来ない。
でも、それでも救いたいと思う。
ここにいる優秀な外科医の元で君の命を救う
サポートを全力でするから。
ごめん、こんな奴が担当医じゃ
君の不安を拭ってやれないよな。」

怜「正直、不安は大きいです。
でも、柳瀬先生だったから
手術を受けたいと思ったんです。
柳瀬先生が担当医でよかった。
柳瀬先生も俺と同じだったから
僕は柳瀬先生を信じたいです。」