蒼太「だけど、そんな事言ったら
患者さんを不安にさせると思います。」

雄大「確かに、不安に思う患者も
沢山いると思う。でも、たった16歳の子に
全ての判断を任せるのは重荷過ぎる。
だから、柳瀬が少し背中を
押してやってもいいんじゃないか?」

蒼太「...はい。」

雄大「とりあえず今日はもう帰れ。
後の事は、俺に任せればいい。」

蒼太「すみません。」

今の俺は
背中の押し方を知らなかった。