雅喜「歳下のくせに偉そうな事
言ってんじゃねぇよ。」

脩「あなたの方こそ。
一研修医が跡取り息子に向かって
その言葉遣いは辞めた方が
いいんじゃないですか?」

雅喜「うるせぇよ。」

御曹司はビールを飲み干すと
空のグラスを差し出しおかわりと言った。

脩「担当医の件は父に伝えておきます。
見守りますよ。あなたが冴島先生を
超えるその瞬間を。」

雅喜「任せろ。いつか坊ちゃんと
同等に張り合えるような医者になるよ。」

脩「その呼び方は辞めてください。
でも、期待してます。雅喜先生。」

俺もビールを一気に飲み干し
空のグラスを差し出しおかわりと言った。