怜「柳瀬先生には僕の
気持ちなんて分からないですよ。」

蒼太「だから、俺は
24歳の柳瀬 蒼太として
君に話を聞きに来た。
俺は君の先生じゃない。
君と同じただの1人の男だよ。」

怜「そんな事、患者の前で
言っていいんですか?」

蒼太「良くないと思う。
君がこの病院の俺より偉い人間に
話せば一発でアウトだ。
医者としての自覚が足りないって
烙印押されて明日から職を失うな。」

ほんの少しだけ怜くんの
目付きが変わった。

怜「だったら言わないで下さいよ。
僕は柳瀬先生の
将来まで背負えませんから。」