柳瀬は引き出しからカルテを
取り出すと、1枚1枚丁寧に
それを読み返した。

全てを読み終えると突然立ち上がる。

蒼太「‥冴島先生!」

雄大「どうした?」

蒼太「ちょっと怜くんの所へ行ってきます。
電話番、お願いしていいですか?」

雄大「うん、いってらっしゃい。」

やっぱり柳瀬は思った通りの人だ。

その時、俺はいつかその時が来たら
柳瀬に全てを託そうと決めた。