稀「ああ、うん。いいけど...。
笹野さんって学年首席なんだよね?
現代文で点数取れなくても
なんとかなるんじゃない?」

松下「まあ、そうなんだけど。
現代文って大切だろ?」

稀「...まあ。試験には出るし。」

松下「そうじゃなくて。
人と関わる上で最も大切なのは
現代文だと思うんだよ。
人の心情を読み取る。
そうゆうスキルが笹野には
欠けてるんだ。」

稀「そっか、分かったよ。」

いつか感じた孤独を知ってるからこそ
松下くんの言葉は胸に刺さる。

たった1度きりの高校生活を
悔いのないように過ごして欲しい。

...私が出来なかったから。
この学校に通う生徒には
後悔して欲しくないんだ。