嫉妬するのかな?
羨ましいって思うのかな?
それとも他人の不幸を願う
心の醜い女になってるのかな?
そうならなかったのは全部全部
雄にいがそばにいてくれたから。
ふと、感謝の気持ちを伝えたくなって
閉めたばかりの扉をもう一度開ける。
ーガチャ
雄大「どうした?お得意の忘れ物か?」
稀「うん。」
雄大「何忘れた?一緒に探すよ。」
稀「ううん、座ってて。」
雄大「え?」
雄にいは怪訝な表情を浮かべ
私の言う通りソファに座ってくれた。
稀「やっと...恩返しが出来るよ。」
雄大「何言ってんだよ、突然。」