柔らかな笑みを浮かべた御曹司は
2つほど席を空けソファに座る。

脩「今日の事はあまり
気にされない方が良いですよ。」

雅喜「そんな事。お前に言われなくても
分かってる。余裕でスルーだよ。」

脩「でしたら、何故そんな顔を
されてるのですか?
雅喜先生らしくありませんよ。」

放っておけばいいのに何で
この御曹司は首を突っ込むんだろ。

雅喜「お前には関係ないだろ。」

脩「ええ、まあ。そうですね。
昔は俺もそうしてましたよ。
他人の事などどうでもいいと。
ですが、高校生の頃、大切にしたい
女性と出会ってしまって...彼女を
見てると厄介事にも首を
突っ込みたくなってしまったんですよ。」

高校時代の大切な女か...。