若くして科を任される冴島先生の
気持ちなんて俺にはこれっぽっちも
分からない。だけど、一緒にしては
いけないのかもしれないけど
冴島先生と俺は似ているなと思った。

蒼太「でも、冴島先生は
大丈夫だと思います。」

雄大「大丈夫って?」

蒼太「昨日、俺に言ってくれた言葉。
彼女さんの言葉ですよね?」

雄大「ふ。バレたか。」

蒼太「彼女さんがいれば冴島先生は
大丈夫な気がします。
だから、これからも
よろしくお願いします!」

雄大「うん。頑張れ、柳瀬。」

そして、俺はその時強く思った。
冴島先生みたいな医者になりたいと。