昔からそうだった。
どれだけ強がっていたとしても
どれだけイキってたとしても
雄にいにだけは弱音を吐ける。

歳が離れているせいか
雄にいは親父よりも信用出来る人だった。

雄大「お前が医者に向いてるか
向いてないかは分からない。
でも、お前は医者として
正しくない行動を取った。
それだけはハッキリと言える。」

良くも悪くも雄にいは
ズバッとハッキリと一瞬にして
俺の悩みを解決してくれる人だったから。

何度救われたか、雄にいの言葉に。

近くに相談出来る人がいるというのは
ものすごく心強かった。