雄大「うん、そっか。」

蒼太「冴島先生は怖くないんですか?」

いつかの自分を見ているみたいで
やっぱり俺は柳瀬の事を
放ってはおけなかった。

蒼太「俺の判断は本当に
正しかったんですか?」

雄大「それは分からない。
一度、生死をさ迷ったとしても
村木さんは結果的に助かった。
それが全てだから。でも、例え
俺たちの判断が正しかったとしても
患者が亡くなった時
俺たちは120%責められるよ。」

綺麗な涙を流しながら柳瀬は
俺に問いかけた。