稀「そうやって死に向き合って
心を痛めてくれる人に
最後を看取られたから。
悔しいな。もっと頑張りたいなって
思ってくれる人が担当してくれたから。
天国でもきっと笑ってるよ。」

雄大「‥‥‥稀。」

稀「雄にいはいいお医者さんだよ。
全然、ちっぽけなんかじゃないよ。」

俺は‥‥幸せ者だと思う。

俺にはこんなにも心強くて
優しい人がそばにいるんだから。

ずっとそばにいたい。
稀のために出来る事は
何だってしたい。

今の俺にその役目が果たせるかどうか
それは分からないけど
稀が悩んだ時、苦しんだ時
俺もこんな風に優しい言葉を
かけてあげたい。そう思った。