雅喜「体操のお兄さんかよ。
朝っぱらから鬱陶しい。」

俺と同い年の奴等は
今日から社会人3年目。
本来、俺も今年から研修医として
病院に勤務するはずだった。
でも、卒業出来なかった。

涼太「あ、そうだ。
雅喜。ハガキ見た?」

雅喜「ハガキ?」

涼太「同窓会だよ!同窓会!」

雅喜「同窓会って、何の?」

涼太「高校の同窓会。
沢ティ、今年で定年じゃん?
だから、集まろうって話。」

雅喜「高校かぁ。」

高校生の頃の事は
出来れば思い出したくない。