柳本さんはソファーから降り、私の前に膝を付けて座る。
「俺だったら全力で岩倉さんを守れる。大智の家じゃなく俺の家に来ないか?」
「え?」
彼の顔が近い。
柳本さんのいつもの涼しげな優しい目が、今は獲物を狙う猛獣の目に似ていると感じていた。
その強い光は、拒むことが躊躇われるような怖さがある。
ゆっくりとその目で近づいてくる柳本さんから目を離せず、座ったまま後ずさりした。
彼はそんな私に気付いたのか、うつむくと自嘲気味に笑いゆっくりと顔を上げた。
「やっぱり俺じゃダメ?」
その瞬間、逃げる間もなく柳本さんに抱きすくめられた。
彼の熱い鼓動が私の体に嫌というほど響いている。
「柳本さん?」
彼の胸に顔がうずもれた状態で何とか声を振り絞ったけれど、私はいとも簡単に柳本さんに押し倒された。
すごい力で床に押しつけられ身動きがとれない。
私の知ってる柳本さんじゃない。
恐くて体が硬直するけれど、彼の目を必死に抵抗の意思で見つめ返す。
柳本さんの顔が近づいてくる。ぎゅっと目をつむり、顔を横に向ける。
彼の吐息が私の耳に当たり、体がびくんと震えた。
誰か助けて・・・・・・・
「東條さんっ!」
気付いたら、その名前を呼んでいた。
「俺だったら全力で岩倉さんを守れる。大智の家じゃなく俺の家に来ないか?」
「え?」
彼の顔が近い。
柳本さんのいつもの涼しげな優しい目が、今は獲物を狙う猛獣の目に似ていると感じていた。
その強い光は、拒むことが躊躇われるような怖さがある。
ゆっくりとその目で近づいてくる柳本さんから目を離せず、座ったまま後ずさりした。
彼はそんな私に気付いたのか、うつむくと自嘲気味に笑いゆっくりと顔を上げた。
「やっぱり俺じゃダメ?」
その瞬間、逃げる間もなく柳本さんに抱きすくめられた。
彼の熱い鼓動が私の体に嫌というほど響いている。
「柳本さん?」
彼の胸に顔がうずもれた状態で何とか声を振り絞ったけれど、私はいとも簡単に柳本さんに押し倒された。
すごい力で床に押しつけられ身動きがとれない。
私の知ってる柳本さんじゃない。
恐くて体が硬直するけれど、彼の目を必死に抵抗の意思で見つめ返す。
柳本さんの顔が近づいてくる。ぎゅっと目をつむり、顔を横に向ける。
彼の吐息が私の耳に当たり、体がびくんと震えた。
誰か助けて・・・・・・・
「東條さんっ!」
気付いたら、その名前を呼んでいた。



