「ああ、ごめん。突然野暮なこと聞いちゃったかな。いや、俺の今まで知ってる大智って、すごくモテるしいつも女性に囲まれてるんだけど、どちらかというと追われてるタイプで大智自ら行動に移したり、ましてや自分の家に住ませるなんて積極的に動くことがなかったから珍しいなと思って」
「そうなんですか?」
だから、この間も柳本さん首を傾げていたの?
「だから、大智にとっては岩倉さんには身内みたいな感覚で接してるのか、それとも大切な女性としてこんな風に行動してるのか、俺もよくわからなくて」
それは、もちろん。
「東條さんとは、柳本さんが思ってるような関係じゃありません。きっと身内っていうか妹みたいな感じだと思います」
「そうなの?」
私はお茶を飲みながらこくんと頷いた。
「いつもおちょくってばかりだし、意地悪なことばかり言われてるし」
そう付け加えて苦笑した。
柳本さんもそんな私を見て「ふぅん、そうか」と言って微笑む。
「じゃ、まだ俺にもチャンスはあるってことかな」
彼は湯飲みをテーブルに置くと、軽く咳払いして私をまっすぐ見つめた。
ドクン。
東條さんの部屋に、柳本さんと二人。
心なしか柳本さんの目は潤んでいるように見えた。
「岩倉さん」
彼が私の名前を呼び、ソファーから立ち上がろうとする。
私も湯飲みをテーブルに置き、体が自然と臨戦態勢を取っていた。
「そうなんですか?」
だから、この間も柳本さん首を傾げていたの?
「だから、大智にとっては岩倉さんには身内みたいな感覚で接してるのか、それとも大切な女性としてこんな風に行動してるのか、俺もよくわからなくて」
それは、もちろん。
「東條さんとは、柳本さんが思ってるような関係じゃありません。きっと身内っていうか妹みたいな感じだと思います」
「そうなの?」
私はお茶を飲みながらこくんと頷いた。
「いつもおちょくってばかりだし、意地悪なことばかり言われてるし」
そう付け加えて苦笑した。
柳本さんもそんな私を見て「ふぅん、そうか」と言って微笑む。
「じゃ、まだ俺にもチャンスはあるってことかな」
彼は湯飲みをテーブルに置くと、軽く咳払いして私をまっすぐ見つめた。
ドクン。
東條さんの部屋に、柳本さんと二人。
心なしか柳本さんの目は潤んでいるように見えた。
「岩倉さん」
彼が私の名前を呼び、ソファーから立ち上がろうとする。
私も湯飲みをテーブルに置き、体が自然と臨戦態勢を取っていた。



