そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐

ソファーの前で一人呆然と立ちつくし、山村さんからの言葉を回らない頭で反芻する。

そんなこと・・・・・・山村さんにいちいち言われなくたってわかってる。

私みたいな小娘を相手にするような人じゃないってことも、私に親切にしてくれてるのもただの気まぐれかもしれない。

でも、好きなんだ。

少しでも、そばにいたいって思えた初めての男性。

ずっと続くなんて思ってない。

GMがすごい人だってことだけでなくて、私にとっては店の放火のこともあるし、いずれは離れなくちゃならない。

だけど、東條さんがそばにいても構わないって両手を広げてくれてる今だけはそばにいたい。

「GMも正直困ってる?」

確か山村さんはそんなことも言ってたけど、本当なの?

困ってるのに、抱きしめて、震える私を助けてくれて、そしてキスした。

東條さんは一体何を考えてるの?真実はどこにあるの?

大きく息を吐くと、ソファーに腰をかけた。

両手で顔を覆うと膝の上に突っ伏す。

なんだか悲しい気持ちとイライラする気持ちが合わさってやるせない気分になった。

会いたい。

すぐに東條さんに会って確かめたい。

そして、笑われたってその腕の中にぎゅっと抱きしめてもらいたい。

だめだめ。

何考えてるんだ、私。

そんなの間違ってる。東條さんに迷惑かけるだけだ。

今家にいさせてもらってるだけでも迷惑なのに。

私はそんな東條さんに何ができるの?

いつも助けてもらってばかりで。何も返せてない。