「友、さっきはありがとう助かったよー。」
昼休み2人でご飯を食べながら話していた。
「うん。気をつけたほうがいいよ、あの先生すぐ成績下げるからさ。
ところで恋でもした?」
はぁーーー??
危うくパンが喉に詰まりそうになるが一気にお茶で流し込んだ。
僕が相馬に?
確かにあの日から相馬のことを目で追ってしまうし、相馬と話してみたいと思う。
これが恋?そんな事…………
だって恋なんてするはずないよ、男同士だもん。
「ないない僕がそんなこと。」
「そっか!それならいいけど。あっそう言えば3組のヤンキーくんまたタバコばれて明日から停学で自宅謹慎だって。」
え、相馬が?じゃあ明日から当分体育館には来ないか。
会いたかったな。
ん???会いたかった?相馬に?
僕は相馬がみんなから噂されてるから気になってただけで別に会いたいとかそんなんじゃ。
思わず僕は自分の中にある思いを誤魔化した。