ーピーンポーン

?「はーい」

ーガチャ

?「どちら様?」

「竹下と申します。かのんさんのお母さまでよろしいでしょうか?」


俺はなるべく平然を装った。


かのん母「そうですけど。」

「かのんさん、今私の家でお預かりしています。」

かのん母「だから、なんですか?」


かのんの母親は、かのんの名前を出すと、表情が一変した。


「単刀直入に言わせてもらいます。もう、あなたの元へは返しません。なので、その了解をもらえればと思いまして。」

かのん母「どうぞお好きにしてください。では。」


かのんの母親はドアを閉めようとした。
しかし、親父が阻止した。


親父「あの。あなたの大切な娘さんですよね?話さなくていいんですか?」

かのんの母親「別に。話すこともないんで。もういいですか?私忙しいんで。」

親父「あなたの事は調べさせてもらいました。仕事もせず、何が忙しいんですか?」


かのんの母親は、驚いたかおをしていた。


親父「時間、ありますよね?少し付き合ってもらいます。」


そういうと大人しく、着いてた。


かのんの母親「どこにいくの。」

「かのんがこれから住む家」

かのん母親「はあ…」


あからさまに嫌な顔をした。


しばらくし、家に着いた。
母親は、目を輝かせはじめ、態度が一変した。