ーーー朝、さーちゃんに会ってすぐ、昨日の出来事を全て話しました…



｢抱きしめられた時、ドキドキした！？｣



｢そりゃー、ドキドキするでしょ…｣




｢あー、もしかしてそれで一睡も出来なかったとか？｣




｢え、いや、な、なんでそれを…｣




｢千春のことぐらいなんでもお見通しですーだ
てかドキドキしたんでしょ？
普通嫌いな人に抱きしめられたらやめてってすぐにおしかえすでしょ｣




｢うっ…た、たしかに…｣




たしかに、、、
苦手な人に抱きしめられるのを想像したらなんだかすっごく嫌な感じというか、さーちゃんの言うとおりおしかえすと思う。





｢でしょ？
じゃあ千春が誠先生のこと嫌いじゃないことは確実じゃん｣