「ちはるー?おきなさーい、学校遅れるわよー」





「…はーい」




なんとか重い体を起こして制服に着替えた。



「はい、朝ごはん。」



「お母さん、私、今日日直だから早く行かないと行けないんだよね…だから朝ごはんいいや。ごめん」



「あら、そう?じゃあ熱を測ってから学校に行きなさい」



「え?なんで?」



「千春、お母さんに嘘がつけると思ってるの?あなた先週日直だったでしょ?」



「うっ…」




渋々体温計をはさむ。


ピピピピッ