救急車が到着する頃には、血がまったく止まらないせいか、頭がフラフラしていた。









すぐ近くの誠がいる病院に着くと、誠が救急車の到着を待っていた。










「千春、千春!
大丈夫だからな、俺が助けるから」








私は誠のその言葉に頷くと、そのまま意識を手放した。