走らずに急いで門まで行くと、誠が車で待っていた。










「まーことっ!」










「千春、お疲れ様っ!
今日、夜ご飯は予約してあるんだけど、それまで行きたいところある?」










「んー、、、
海に行きたい…」







「了解」







「え、いいの?」







寒いからなー…
って言う言葉を予想してたからこの返事は予想外だった。










「もちろん。
よし、出発!」









「ありがと!」










「おぅ!」








嬉しい…








でも、誠の顔をみると、どうしても昨日のことを思い出してしまう…










「……る…千春?」










「わっ、な、なに??」










「いや、話しかけても返事ないし、顔赤いから…もしかして、具合悪い?」









「いーやいやいやいや!そんなことないよ!」









わ、私ってば思い出してまた顔を赤くしてるなんて…









「ほんと?」