誠side





バサッ




布団をめくると、泣いている千春がいた。





「!?どうした?」






「……った……かった…」






「?」





「怖かったし恥ずかしかった!」







千春…
そうだよな…







「ごめんな、千春。
でも、もし千春になんかあったら、俺辛くて生きていけない…
だから、、、今日は俺のわがままだったよな。」








「ううん…
私こそごめんなさい…
誠は私の事心配してくれたのに…」






「千春は謝ることないよ。
今日の千春、すごい頑張って偉かったよ。
だからね、そんな千春に朗報」







「朗報?」






「明後日まで熱が出なかったら退院していいよ」






「ほんとに!?」






「うん」